経営者インタビュー

まったくできなかった営業

--代表取締役社長になられる前は、どのようなお仕事をされていたのですか?

今の組織で代表取締役社長というポジションになる前は、 パソナ(株式会社パソナユースの親会社)で9年間、ずっと営業をやっていました。 具体的には、法人様への人材派遣サービスの提案や、 派遣スタッフの方へお仕事を紹介していたんです。

--初めての営業職で新規開拓はスムーズにできましたか?

私は最初、営業は苦手でした。 同期は約130人いましたが、会社に入社してから初めて受注が決まるまでの期間は、 その130人の中で最後から数えた方が早いぐらい、受注が取れるまでの期間が遅かったんですよ。 本当に何度やっても全然受注が取れない状態で、苦手というか、まったくできなかったんです。

--営業がうまくいかなかった時、どのようなことを考えられましたか?

「とにかくがむしゃらにやるしかない。」

それだけが頭にあった。というのが正直なところです。 器用に頭を使ったり、時には工夫をして別の方法を考えたりとか、 そんな事ばかりをしていても、行動しない限りは何も変わらないと思ってました。だから、

「とにかくやるしかない!」

そんな気持ちだけで続けていました。

「がむしゃらにやろう。」

そんな想いを1年間抱きながら、営業をしていたんです。

--自分自身をひたむきに行動させた原動力はどのような事でしょうか?

恐らくですが、「自分にも必ずできるはずだ。」という気持ちじゃないでしょうか。

また、あとはやはり上司ですね。学生から社会人になった直後というのは、

「受注をとらないと怒られる。」
「会社に貢献しないとマズイ。」

と、そういう気持ちがとても強く、神経質になりがちだと思います。 でも、私の場合、最初に配属になったチームの上司の方からは、 受注がまったく取れない自分に対して、いい加減怒るんじゃないかなと思ってたんですけど、 それでもその上司の方が言われたのは、

「焦る事はない。まだ1年目じゃないか。もっとゆっくりといきなさい。」
「お前ならできるから大丈夫だ!」

と、私の事を心から信じてくれ、常に前向きに接してくれていたんです。 そんな上司だからこそ、この人に対して何とか早く受注を取って喜ばしてあげたい。

「やりましたよ!」

って大きな声で言いたいなってずっと思っていたんです。 それが原動力でしょうか。

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