経営者インタビュー

無意識に働くボクサーの思考回路
--会社を創業されるまでのご苦労などはありませんでしたか?
そうですね。社長になるまでに多くの苦労があって、結果的にならない人も多いのかもしれませんが、どちらかというと、 問題なくできるだろうと思い、なってはみたものの、結構苦労している。そんな感じかもしれません。(笑) 人材業界はまだまだ伸びるという確信があったのもきっかけの一つです。
--代表取締役社長になられてからは、いかがでしたか?
会社を立ち上げてまだ1年も経ってないぐらいの期間なので、今は事業をどう大きくしていこうとか、 どのような新しい事に取り組んでいこうとか、そういった事がメインになっているのですが、 新しい事を取り組む事で大変というよりは、フルスピードの入社当時の経験を、もう一度一から体験できているというか、 そういった印象はとてもしています。人数もまだ少なく、立ち上げ当初の伸びる直前の時期というか、 その感覚をもう一度体感しているかのようです。良いか悪いかは自分でも分かりませんけど。(笑)
--やはりご苦労などはありましたか?
そうですね。いろんな局面で苦労を感じたりはしますけど、やはり社員を持つ以上は、彼らの生活の責任を負っている訳なので、 うまくいかなかったらどうしようとか、考えるときはたくさんありますね。精神的なプレッシャーが最も大きいところでしょうか。
ただ、社長になったから悩むことが多くなったかというと、そうではなく、前の会社でもその点ではあまり変わらないですね。 前の会社にいた時の方が、逆に考える機会は多かったかもしれないです。 そういう面ではどちらかというと、 悩みを追求していくだけの時間の余裕は、今の方が逆にあるかもしれないですね。 その分、明確な答えは出しやすいかもしれないので、とても良い状態だとは思っています。
--そういった悩まれている時期などは、どのようにして切り抜けられているのでしょうか?
私の場合は、とことん考えます。例えば、何かがうまくいっていなくて、悩んでいる状態であるとすれば、 うまくいく方法をひたすら考えますね。結果的に、よい答えが出ない限り、とことん悩み続けます。 いつかそのうち、トンネルを抜けるだろうと、楽観的に考える事ができれば、多少は楽なのかもしれないですが、 抜ける前の道でも、最短距離か最長かってあると思うんですよね。だったら、「なるべく最短で抜けたい」と思い、 「どうやったら最短で抜けられるかな」と、ただひたすら考え続け、答えを出してますね。
そして、その考え抜いた結論を早急に進める事ですね。自分の考え抜いた結論。 いわゆる自分の考えであったり、自分自身を信じることでしょうか。 これならどうにかなるだろう。 そう思ってからは、後は「ひたすらやろう!」という事で行動していることが多いと思います。 常に最善の方法を考えて結論が出れば、それに全力投球ですよね。
でも、そうは言っても、実は私、基本的にネガティブ思考なんですよね。いつも最悪のケースを想定する癖があるんですよ。 「こうしたい!」「ああしたい!」というよりは、「これをやった場合、最悪のケースではこうなるだろう」と、 マイナス面から考える場合が多いんですよね。 ですので、その最悪のケースさえ避ければ良いといった方法を考えますので、 結果的に、これ以上無いどん底は、今まではあまり無いかもしれないですね。 常にリスクマネジメントに思考がまわる癖があるんでしょう。
--ボクシングですと、相手をどうやって倒そうかな? という前向きな考えの方を常に考えていそうですけど、実はまったく逆なんですね?
ボクシングの時はどうやって倒そうかという事も考えにはありましたけど、どちらかというと、もっとより戦略的で、 相手がこう打ってきた時には 「こうやってやろう」とか、そういう計算を常に結構してやってはいたと思います。 いろんな計算がそこにはありますよ。そういう側面は今でも結構あるかもしれないですね。
やらないよりはやった方がいい。大事なのは自分の信念。
--仕事の上で、自分が大事にしている事などはありますか?
「これだ」っていうのはすぐには言葉に出てこないんですけど、自然と身についてやってしまっていると思うんですよね。 例えば、「今日やらなくちゃいけないことは、明日に伸ばさない」とか、「クライアントを第一に考える」とか、 基本的な事っていっぱいあると思うんですけど、 そういうのってポリシーというよりは、当たり前の事じゃないですか。 そういうのが身に付いていれば、意識しなくてもうまくいくと思っている節はありますよ。 それは、本当に過去のいろいろな経験の積み重ねからきているものだと思います。 前職のフルスピードで積み重ねてきたものもそうですし、 携帯電話業界のショップでのお仕事でもそうですし、 本当に過去のいろんな自分自身の経験からだと思いますよ。だから、今までの過去を振り返っても、 無駄な時間を過ごしていたと思う時期とかは あまり自分の中では無いんですよね。全てが今にいきているっていうか。 そう思いますよね。意識してやってる訳ではなく、当たり前だと思わないとうまくいかないと思うんですよね。
--ご自身で得意とされている点や強みはどういった点でしょうか?
・・・。(笑) もしあるとすれば、瞬時にいろんな事を計算して、最善の答えを出すという事でしょうか。 それは無意識にやっている事なのかもしれませんね。 逆にこれだけは意識していると言う事はあまりないですね。
最善の答えを出す事に結構時間は使ってますし、自分でも考えていると思います。 すぐ自然と考えはじめては計算しちゃいますね。
また、瞬間的なひらめきは瞬時に結論は出ますし、実は大事にしているんですよ。 自分の感を信じるという事になるのかもしれませんが、自分がうまくいくと思ったことは大体がうまくいく事の方が多いでしょうし、 やらないほうがいいと思ったことはやらないですから。先程のお話しにあった考え抜く事とは、矛盾しちゃうかもしれませんが、 そういう時は最悪のケースは やっているうちにもいろいろ見えてくると思いますけど、 最初に「絶対うまくいく!」という強い理念さえあれば、「困難を乗り越えるのも簡単かな」って思いますね。 失敗しても、最悪の事態さえふまえていれば、やらないよりはやった方がいいって思いますよね。



